1: オムコシφ ★ : 2013/06/18(火) 03:01:02.16 ID:???
 5月29日、アニメやマンガ、ゲームなどを取り扱う業界に激震が走った。
自民、公明、日本維新の3党が児童ポルノ禁止法改正案を衆院に共同提出したのだ。
改正案には「単純所持」の禁止、「自己の性的好奇心を満たす目的」での所持に1年以下の懲役または100万円以下の罰金を科す規定が、新たに設けられている。
この件について、日本漫画家協会やコミックマーケット準備会、出版労連などが疑問や反対の声をあげている。

 そもそも児童ポルノ禁止法とはなんなのか? 一言で表すと「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」である。
法律の本来の目的である、実在の児童を性的被害から守る、という主旨については異論の余地はないものの、
児童ポルノ禁止法がフィクションの世界にまで言及されるとなると、その是非の判断には慎重を期さねばなるまい。
なぜかというと、児童の人権を守るために存在する法案が、日本が誇るコンテンツ産業を全面否定する存在にもなってしまうからだ。
日本漫画家協会は今回の一件を、焚書のような事態、と表現した。

 このような渦中、くしくも5月29日の同日にパセラリゾーツ銀座店では美少女ゲーム人気声優であるまきいづみ氏(minoriがリリースした『ef』シリーズの新藤千尋役、
Keyがリリースした『リトルバスターズ!エクスタシー』の神北小毬役など)が主催する、
美少女ゲームを中心に活動する声優たちを集めたイベント「お姉さま達といっしょ」が開催された。

 このイベントは、トークを中心としたライヴイベントだ。
新人の声優たちを「妹」、先輩声優を「姉」と称し、妹が姉に支えられながらパフォーマンスするという新人の応援、お披露目イベントであった。会場はファンで超満員にふくれ上がり、入場までに長蛇の列ができた。
また、今回のイベントはまきいづみ氏の個人企画にもかかわらず、数多くのメーカー関係者も駆けつけ、美少女ゲーム業界がまさに一丸となって盛り上げていた。

 出演した声優たちは観客や関係者を巻き込んだトークを繰り広げ、会場は常に笑いで包まれた。
特に観客からの要望に応えて即興でキャラとセリフを作り上げて披露するコーナーでは、姉、妹関係なく、プロの声優としての技量、対応力を存分に発揮し、会場を大いに沸かせていた。
約2時間のイベントの最後は、児童ポルノ禁止法改正案がこれからもたらすかもしれない一抹の不安を吹き飛ばすような、
ファンと業界関係者からの温かい拍手で無事に幕を閉じることができた。

 イベント終了後、まきいづみ氏に今回のイベントについてと、表に立つことが比較的少ない美少女ゲーム声優について、話を聞かせてもらった。

---美少女ゲームの新人声優をメインに据えたイベントを開こうと思ったきっかけは、なんですか?

まき 数年前まで、美少女ゲームの声優というのはもっと遠い存在だったんです。
顔出しを控えたり、美少女ゲームに出演していることを隠したりする人が多かったんです。
それがだんだんと、ユーザーの皆様がゲームを気に入ってくれて、キャラクターを愛してくれるようになり、
声にも興味を持ってくれて、その声優自身までも応援してくれる人たちが増えるにつれて、自分が美少女ゲーム声優であることをオープンにする声優が増えてきました。
それに伴い、ニコ生、ライヴイベント、ゲームやキャラではなく声優自身の歌や企画CDの仕事なんかも増えました。
ユーザーの皆様の応援と願いが集まり、美少女ゲームの声優が身近な存在になれたんです。

 ですが、あまり声優同士が交流する場がなくて(※編注:美少女ゲームの声の収録はアニメと違い、個別で行われるのが一般的)、実際に会う機会は少なかったんです。
そこで私が諸先輩から学んだことを、かわいい後輩たちに伝えるために考えた結果、美少女声優たちのイベントを開催することにしたんです。
そうすれば、実際に会って私の培った経験を伝えられますし、美少女ゲームユーザーやお仕事関係者へのアピールの場としても活用できますから。


▲田中理々さん

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130617-00010002-bjournal-ent

※続く

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