【映画『ドキドキ!プリキュア』VS『まどか☆マギカ』“魔法少女”両雄を徹底比較! ※ネタバレあり】の続きを読む1: オムコシφ ★ : 2013/10/30(水) 23:29:50.08 ID:???※本文中には“ネタバレ”が含まれていますので、ご注意ください。
『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』(画像左)、
『映画 ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス』(画像右)。共に公式HPより。
1966年に放映開始された『魔法使いサリー』から始まった“魔法少女”アニメは、91年の『美少女戦士セーラームーン』によって“変身ヒロインバトル”の要素を加えられつつ、現在まで続く一大ジャンルへと成長した。
そんな半世紀近い歴史を背負った魔法少女アニメから、2つの作品が劇場版として10月26日同時公開を迎えた。
かたやセーラームーン直系の遺伝子を受け継ぐ変身ヒロイン『プリキュア』シリーズの最新作『映画 ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス』(以下、『ドキプリ』)。
かたや魔法少女アニメの“お約束”をとことんまでに叩き潰し、
アニメファンのド肝を抜いて名をあげた『魔法少女まどか☆マギカ』の最新作『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語』(以下、『まどか☆マギカ』)。
両雄が同じ時に対決することになったのは天の采配なのだろうか。
ここでは王道対邪道ともいえる両映画について、
それぞれの注目ポイント・見どころについて比較レビューをしてみたい。
【興行成績】
『まどか☆マギカ』は10月26、27日の2日間で興収4億円を記録。
同じく2日間で『ドキプリ』は2億1341万円。
今のところ興行的には『まどか☆マギカ』が一歩リードしている状況だ。
これは26、27日の興収ランキングでそれぞれ1、2位の成績。まさに竜虎相うつ状況となっている。
【新登場キャラクター&声優】
『ドキプリ』の敵・マシューは、クラリネットの音色で人々を思い出のフィルム世界に閉じ込める謎の男。
声優は特別出演の谷原章介が担当しており、安定したイケメン悪役といった演技で感心する。
ご本人も元々アニメ好きを公言し、『スカイクロラ』や『ベクシル 2077日本鎖国』ほか、声優経験も豊富なので納得のキャスティング。
『まどか☆マギカ』では、厳密に言うと、本作には新たに追加された新キャラクターはいない。
しかし、物語中には阿澄佳奈が演じる新たな魔法少女・百江なぎさやマミの相棒・べべ が登場している。
『ドキプリ』がテレビでのレギュラーの敵・ジコチューと戦わず、
番外編扱いとなっているのに対し、あくまでひとつの閉じた世界の変遷を描きつづける『まどか☆マギカ』ならではのこだわりが表れているといえるだろう。
【作画&CG】
今回の『ドキプリ』では、作画監督を担当した上野ケンによるシャープな描線が堪能できる。
一般的には『ゲゲゲの鬼太郎(5期)』のねこ娘を萌えっぽく作画したことで“再発見”された形となる上野氏だが、実はキャリア30年のベテランアニメーター。
作画マニア的には『キューティーハニーF』終盤のダイナミックプロ他作品パロディが炸裂した時期をチェックしてもらいたい。
CG表現では、クジラ型飛行要塞やその内部メカニックなど、
東映アニメーションらしい高クオリティのCGが使われているが、
プリキュアたちの激しいアクションシーンのいくつかにも3Dモデリングのキャラがさり気なく使われているのが確認できる。これも劇場版作品ならではの試みだろう。
『まどか☆マギカ』の前半は、かなりキャラクター原案・蒼樹うめ氏の画風に近いカットが散見されたように感じられ、全般的に丁寧な作画が多い。
細かく描かれるまどかたち5人の変身シーンと、それに続く「ピュエラ・マギ・ホーリー・クインテット!」と名乗る決めポーズは、
「魔法少女アニメ定番シーンを『まどか☆マギカ』でやってみせる」という高度なパロディの表れか。
…終盤、これまでとガラリと印象の変わるキャラがいるのだが、ひとりだけ作画タッチまで変わっているような?
しかし今作では、なんと言っても劇団イヌカレーによるビジュアルに圧倒される。体感だが、劇中背景のほぼ3分の2程度は「イヌカレー空間」として描かれているのではないか。
ところどころに散見されるイヌカレーのビジュアル。
これもまた本作の物語の秘密を解く鍵なのだ。
http://otapol.jp/2013/10/post-102.html
※続く
映画『ドキドキ!プリキュア』VS『まどか☆マギカ』“魔法少女”両雄を徹底比較! ※ネタバレあり
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