【目利き女子大生バイト、小さな書店救う 漫画フェア大当たり】の続きを読む1: yomiφ ★ : 2013/11/10(日) 22:29:41.69 ID:???
お菓子とマンガの甘い関係、農まんが収穫祭――。意表を突くテーマでコミックを集めて、
売り上げを伸ばしている書店が東京都東大和市にある。テーマ選びから仕入れまで、
任されたのは女子大学生のアルバイトたち。小さな書店の生き残りが女子大生の肩にかかる。
西武拝島線と多摩モノレール「玉川上水」駅前にある書店「光進堂玉川上水店」
(東大和市桜が丘3丁目)で今年2月、「お菓子とマンガの甘い関係」と題するフェアが開かれた。
企画したのは、首都大学東京大学院1年の本多光さん(23)だ。同店でアルバイトして3年。
昨年暮れ、店長から「フェアを任せるからよろしく」と頼まれた。「うまく行かなくてもいいと言われた
けれど、がむしゃらにやりました」
本多さんは4月にも「農まんが収穫祭」を仕掛けた。バイト仲間で玉川大2年の
徳木小夏さん(20)は「ダンス特集」、明治学院大2年高井里花さん(19)は
「ちびっこハートフル特集」と続いた。
「自分の好きなものを集めて、自分でポップ(宣伝用コメント)を書けるのが素晴らしい」と高井さん。
徳木さんも「仕入れをバイト学生に任せる店なんて他にない。期待されるのがうれしい」。
宗武信吾(むねたけしんご)店長(44)は「うちは割引もポイントカードもない。品ぞろえも少ない。
何ができるのかと考え、お客さんの知らないコミックを発掘することにした」と明かす。
1987年に開店。売り場面積は約50坪(165平方メートル)。近くに都営団地があり、当初は
児童書もよく売れたが、団地住民の高齢化や大型書店の進出で客は大きく減った。2000年の
多摩モノレールの開通で客足は立川へと遠のいた。この10年で売り上げは半減した。
客の中心は今、高校生や大学生で女性が6割を超える。3人に1人がコミックを買う。そこで、
宗武さんはアルバイトの女子大学生たちに目を付けた。「彼女たちは少ないバイト代や小遣いで
コミックを買っている。ベテラン店員よりもお客さんの目線に近い」
品ぞろえを任せられた3人は、インターネットで興味を持つなどしたコミックを取り寄せ、
試し読みを始めた。面白ければ3~5セットを仕入れる。一般に知られていない作品が増えた。
辞書コーナーだった棚を「コミック企画棚」に変え、ここでフェアを開く。
20ページ程度の試し読みや、キャラクターのフィギュアやグッズの販売も始めた。立ち読み中の
会社員田中由紀さん(26)は「表紙だけで買うとはずれが多い。試し読みできるのは助かる。
マニアックな作品が多いのもいい」と話した。
■こんなポップで売ってます
・「ケーキを買いに」(河内 遙、太田出版刊) 愛すべきヘンタイたちの日常をケーキとともに召し上がれ。
甘いお菓子には、秘めたる思いがつまっています。欲望に正直な女子をかわいいと思ってくれ...!
・「天才ファミリー・カンパニー」(二ノ宮知子、幻冬舎コミックス刊) 変人に振り回される俺様エリート
という組み合わせは、二ノ宮作品ではド鉄板ですが、これはその金字塔的作品です!!
はちゃめちゃ笑いころげて元気になれる。二ノ宮ワールド全開! 決めてくれますよ!
・「うどんの国の金色毛鞠(こんじきけまり)」(篠丸のどか、新潮社刊) ケモミミ×ショタ これぞ
至高のショタ...!! 笑顔の破壊力ときたら...チートです。イケメン三十路主人公にも注目です。
■オススメの5冊はこれだ
・「失恋ショコラティエ」(水城せとな、小学館刊。来年1月にドラマ化) 小悪魔的女子を
振り向かせるためにチョコレート職人になった片思い男子が主人公
・「西洋骨董洋菓子店」(よしながふみ、新書館刊。2001年にドラマ化) 男子4人が開いた洋菓子店を舞台にした人間模様を描く
・「BUTTER!!!」(ヤマシタトモコ、講談社刊) 高校の社交ダンス部でペアを組むことになった元気女子とオタク男子の青春活劇
・「乙嫁語り」(森薫、エンターブレイン刊) 19世紀の中央アジア、遊牧民の娘が嫁いだ先は定住民の少年。文化と年の差がある2人の物語
・「flat」(青桐ナツ、マッグガーデン刊) 超マイペースの高校生男子がいとこの保育園児の面倒を見ることに。少しずつ彼の日常が変化していく
http://book.asahi.com/booknews/update/2013110700003.html
目利き女子大生バイト、小さな書店救う 漫画フェア大当たり
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