【顔が濡れると力が出ない…アンパンマンの「弱さ」の理由】の続きを読む1: yomiφ ★ : 2013/08/06(火) 01:31:47.62 ID:???94歳の原作者・やなせたかしさんが生み出す国民的なアニメ、アンパンマン。
幼児だけでなく、大人の心も癒やす。今の社会や人生を見つめ直す、深い哲学が詰まっている。
現在のアンパンマンにつながるキャラクターが生みだされたのは1973年。
その時から一貫しているのは、困った人に顔の部分のアンパンを差し出し、助けるという設定だ。
そこに込めたのは、やなせさん自身が戦争を経験したからこそ、人生をかけて伝えたいと
思ってきた哲学だ。
「作品を通してずっと描いてきたのは、正義とは何か、本当の強さとは何か、ということなんだよね。
当時流行していたヒーローものは、正義の味方が現れて怪獣をやっつけるというものが多かった。
だけど、それを見ながら僕は思ったんだよ。怪獣側に言わせれば言い分があるんじゃないかと。
生きるための自然を次々と破壊されて、ビルなんかが建てられてしまったんだから、
暴れるのは当然だと言いたかったんだと思う。つまり、どちらの側から見るかで、正義は真逆になる。
正当性なんてものはない。
本当の正義というのは、相手をやっつけるということではないんだよ。そこにひもじい人がいれば
一切れのパンをあげる、そこにおぼれそうな人がいれば助けてあげるということ。
そして、それをやる人は非常に強い人かといえば、そうじゃない。
例えば、線路に落ちた人を助けようとして自分が死んでしまった人がいる。この人はごく普通の人。
ただその時に、それをせずにはいられなかった。決して強くはない人が、自分が傷つくことも
覚悟して、それでもやらずにはいられない、それこそが正義だと思う。
アンパンマンはちょっと水にぬれただけで弱ってしまって、すぐジャムおじさんに助けを求める。
史上最弱のヒーローなんだ。我々と同じで非常に弱い。弱いんだけど、どうしてもやらなくちゃいけない時は、
自分を犠牲にしてでも戦う。それが本当の正義だし、本当の強さだと僕は思っている」
だからこそ、やなせさんはこだわる。アンパンマンは武器を使わない。
特殊な光線を出したりもしない。戦う時は常に自分の力だけだ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130803-00000001-sasahi-ent
顔が濡れると力が出ない…アンパンマンの「弱さ」の理由
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