1: yomiφ ★ : 2013/08/25(日) 20:41:20.40 ID:???


◆宮崎アニメヒットで脚光

 零戦を設計した堀越二郎(一九〇三~八二年)をモデルにした宮崎駿監督のアニメ映画
「風立ちぬ」が大ヒットする中で、零戦など飛行機のプラモデルにも注目が集まり、
静岡県の地場産業である模型業界に静かな“上昇気流”を呼んでいる。

 模型のトップブランド・タミヤ(静岡市)は「風立ちぬ」が公開された七月、ホームページに
「入魂のモデルで伝説に迫る」と題し、型式や縮尺が異なる零戦十二種類を紹介するコーナーを開設。
東京・新橋の直営店での売り上げも伸びているといい、広報担当の山本暁(あきら)さんは
「堀越二郎の関連書籍や雑誌が相次いで出版された影響もあり、普段プラモデルを作らない人も
手に取っているようです」と話す。

 模型ファンから「飛行機のハセガワ」と親しまれているハセガワ(焼津市)も機敏に反応。
普段は全商品をリストアップしている問屋向けの注文書から、零戦十九種類だけを抜粋した
特別版「零戦フリーオーダー」を作製し、七月から配布している。
長谷川勝人(まさと)専務(54)は「問屋の食い付きがよく、話題性を感じる」と手応えを語る。

 零戦はもともと、戦艦大和、ドイツのタイガー戦車と並び“三種の神器”とも称される
模型の定番中の定番だ。その魅力を長谷川専務は
「太平洋戦争初期に奮闘した一方で、末期には特攻に使われたという物語性にある」と解説。
優美なフォルムも人気の理由で「零戦には柳宗悦(やなぎむねよし)の言う『用の美』があり、
初期の21型が特に美しい」と話す。零戦プラモデルの価格は千~三千円が中心。
上級モデルは八千円程度だ。

 零戦だけではない。ファインモールド(愛知県豊橋市)は、劇中に登場する架空の
「二郎の鳥型飛行機」(二千三百十円)を宮崎監督の協力でプラモデル化。
九月に発売予定で、好調な予約状況という。過去に発売した宮崎監督の「紅の豚」に登場する
飛行機のキットも、「風立ちぬ」の一部の上映館で販売したところ好評だった。


 小売店の反応はどうか。浜松市中区東伊場の模型店「やおや」店長の藤井俊宏さん(50)は
「模型ファンは流行に対してのんびりしているので、零戦もじわじわと売れている」と話す。
「『鳥型飛行機』も発売されるので、今後の伸びにも期待したい」と気長な構えだ。

 「風立ちぬ」を通して広がる、堀越二郎や太平洋戦争への関心。長谷川専務は
「模型メーカーは事実を絶対に曲げず、いかに本物に近づけるかを追求している。
模型を作ることは、歴史を知ることにもつながります」と、ファン拡大に期待している。

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20130824/CK2013082402000079.html

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