【「らき☆すた」でいまだ人気の鷺ノ宮 成功の秘訣】の続きを読む1: yomiφ ★ : 2013/11/01(金) 23:36:37.11 ID:???
漫画には、地域に人を呼び込む「特別なチカラ」があるのか。
多くの漫画家を輩出している高知県や水木しげるロードで知られる鳥取県では、
地域住民が漫画の力で町おこしを成功させた。
一方で来訪者がまちづくりの主役になったケースもある。漫画「らき☆すた」の
聖地巡礼先になった埼玉県久喜市鷲宮(旧北葛飾郡鷲宮町)だ。6年前、
鷲宮神社がアニメのオープニング映像に出てくるということで、アニメファンが
集まり始めた。
2007年4月のアニメの放送開始で、来訪者は増えた。その数カ月後に
発売されたアニメ雑誌で、作品の舞台が鷲宮であると紹介されて以降、
勢いは加速。神社では、キャラクターを描いた絵馬が奉納され、駐車場には
アニメのステッカーを貼ったイタい車、通称「痛車(イタシャ)」が並んだ。
しかし地元住民はファンに好意的だった。商工会がヒアリングしたところ、
むしろ「お行儀がよい」という声も。版元の協力も得て、地元で有名な桐をつかい、
10種類のキャラクターストラップを製造、地元商店で販売してみた。
発売当日、千個のストラップは30分で売り切れ、後日に追加販売した
3千個も1時間で完売した。翌08年の正月、鷲宮神社の参拝者は
前年比17万人増の30万人に上った。
地元商店も、彼らを受け入れた。ファンの溜まり場になったスナックは、
彼らの絵のセンスに驚き、外壁いっぱいにイラストを描いてもらった。
見よう見まねで描いたイラストを店頭に貼り、ファンを迎える店もあった。
ファンを歓迎する姿勢のみならず、作品を大切にする心も伝わった。
それを感じてか、ファンのマナーは極めて良い。街に空き缶が
落ちていたら、自分のゴミでなくても拾って帰る。アニメ放映が終わった
あとも巡礼が続く理由について、あるファンはこう言う。
「鷲宮は、第2のふるさと」
鷲宮の経済波及効果は20億円に上るとの見方もある。事実、多くの
研究者は地域における漫画の効果として、経済効果や交流人口増を挙げる。
ただ、北海道大学の山村高淑教授は「それを目指してライセンスビジネスに
陥ると、本当のファンを裏切ることになる」と指摘。
地元商工会の吉岡憲一さんは、こう言う。
「町おこしをしようと思ったことはない。ファンが本音で語れる町づくりを考えただけ」
http://dot.asahi.com/news/domestic/2013103000071.html
「らき☆すた」でいまだ人気の鷺ノ宮 成功の秘訣
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